Almost lost technologies

ここは昔の CPU を用いた工作記事を書くために用意しました。

TMS9900 CPUボード、関連システム (その3)

バス回りですが、写真で分かるとおり、40pin + 30pin の2つの部分に分かれたバスになっています。接続は以下の通り。

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 2つに分かれているのは、バス側基板の中央部に補強のためのスタッドが立てられるようにするため、それと基板が抜けないときには中央部をてこで動かそうと言う意図です。普通に手に入りやすいピンヘッダ (今回も秋月のピンヘッダです) は挿抜力が大きすぎて抜くのがかなり大変なので、バスが通る程度のピンしか用意していません。本当はユーロカードコネクタ (VME bus などで使っている奴) にしたかったのですが、Digikey などに頼まないと入手が難しい (現時点ではアキバでは西川電子部品がまだ扱っていますが、恐らくそこしかない) ので……

/ はインテル式の書き方で、負論理を指します。/MDSBL は複数メモリを刺した場合に排他を行うことを意図しており、設計者責任でどう扱うか考えよ、というものです。空きピンも、刺す方のカード側責任。なお、空きピンを含めて全信号をバス側で 22KΩ でプルアップしています。それ以外は本当にバスで、3スロット分に同じ信号しか行っていません。

なお、秋月のピンヘッダは単ピン 3A定格なので、50% で 6A 流せるように VCC を4本取っています。一応 4A 程度流れるカードを作る予定があるためです。