Almost lost technologies

ここは昔の CPU を用いた工作記事を書くために用意しました。

SBCZ80 の改造時のマージン

もういっぺん接続端子をつけ直して、RAM上で NOP 命令を流してもう少しタイミングを詳細に見てみました。ch1 が /MREQ, D11 が /RFSH, D8 が /RAS, D9 が /MUX, D10が /CAS です。

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M1 cycle

MREQ↓からCAS↓まではだいたい 90nS くらいで、上がりのほうが多少速いことを考えると C14 はもう少し大きく、150pF 位がやはり適当そうです。ただ、CPU を 4.97MHz で動かすなら (言い換えるなら 6MHz 版以上の CPU を使うなら) このままでも良いかも。4MHz 品でも良さそう。MREQ↑から RFSH↓ は 20nS くらいで、これで MREQ↑ からMUX↑までより短め (現在の /MUX は /RFSH↓で上がっている) なので、それより数十nS 遅れる CAS への伝達まではかなりマージンがある。なお、周波数巻き上げることはもともとあまり考慮していません。自分で定数は調整するように。また、74ALS00 の代わりに HCT00 などなら上記記載同様 C14 をやや増やし気味、HC00 または AC00 ならそのままで良いか微妙に減らしたほうが良いかもしれない。

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RFSH cycle

これはM1Cycle の右側の RFSH Cycle 部分です。RFSH↑から 次サイクルの MREQ↓ まで 200nS 位あるのでタイミング的には問題はないかと。とりあえずクローズかな。