Almost lost technologies

ここは昔の CPU を用いた工作記事を書くために用意しました。

Z280 on SBCZ80 (1)

99105 の方は地道デバッグ中ですが、煮詰まっていることもあり、気分を変えて題記をここ2週ほどいじっています。

RESET 立ち上がり直後に初期化値を食わせないといけないので、AVR で制御を入れてこんな感じ。

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Z280 on Z80SBC

考慮点としては、

・ Z80SIO を使おうとするとクロック周りの SBC 側の改造が大きいので、Z280 オンチップの UART を使うことを想定。

・ AVR で専用のクロックを使っているのは、z280 の CLK 出力の周波数が RESET をアサートしている間だけ 1/2 になるという挙動が観測されたため。RESET アサート周りの制御をしようというのにクロックがフラフラしていては話にならないので、専用に作った。

AVRファームウェアは調整中ですが、一応、外部クロック 19.6608MHz, 内部CPUクロック 9.8304MHz、SBCZ80 上クロック 4.9152MHz で動かす予定。最初リセットをそのままCPUにつないでデータバスプルダウンしたらリセット起ち上がりの関係らしく、不安定な結果変な初期化が入るようで動きがどうしようもない状態だったのでシュミット入れました。分周比の関係でとりあえずリセットちゃんと繋げば AVR はなくてもいいはず。

ものはこんな感じ。無理に重ねてません。リセットボタンが押せなかったり、信号がプローブで当たれなかったりするので。

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全体図

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z280周り

周波数が本当に印刷されている通りの品かどうかははっきりしませんが、この状態でなにか命令実行しているような雰囲気なので、ものはまぁ Z280 ではありそうです。Universal-Monitor あたりでテストするため今なかを眺めているところ。