Almost lost technologies

ここは昔の CPU を用いた工作記事を書くために用意しました。

あまりみかけない TTL IC たち

9900 関連のチェックをしている時間が7月から全然取れない、ため、手持ちの IC でも紹介して見ましょう。コレクションというわけではないですけど、使おうと思って入手したものが少々、いやかなりあるので。使いみちに困っているものも無きにしもあらず、です。今回は TTL に限ります。

(1) SN74S225

SN74S225写真

SN74S225N


16 x 5 の FIFOメモリです。これは類似の 74ALS229 などとは全く構成が異なり、内部リングバッファではなく、カスケード接続で深さ方向を拡張可能です。FIFO 系は他社からも TTL ファミリで結構色々出ています。これは買ったときに何を思ったのか、レールで買ったような……。

 

(2) SN74AS871

SN74AS871写真

SN74AS871

これもレールである気がする。16x4のレジスタファイルで、同時に読み出し 2 ポート、書き込み 1 ポートが可能です。読み書き各 1 ポート、4x4 のものが 74170/670 で、こちらの方は使ったことがある人がここ読んでいる方の中にもいそう。TTLで CPU 組んでいる人が欲しがりそうな気もします。

(3) SN74LS260

F74LS260写真

74LS260

5入力 NOR ゲートです。オリジナルソースは確かモトローラかな。写真は Fairchild のものです。結局 TI が収録しなかったので、CMOS化もされずゲートにしては入手が意外と難しい石になっています。

(4) F96S02PC/DC

F96S02写真

F96S02

Fairchild がオリジナル(と思う)のシリーズで、96 系はこのくらいしか知らない。セカンドソースも AMD ぐらいかな。TI だと SN74123 相当です。ピン接続は MC14538 の方に近い。この石の売りは、S つまり高速版が用意されていることです。ワンショットで S 版があるのはこれぐらいしかないので、何回か使ったことがあります。

何枚か写真がうまく取れていないので、今日はここまで。